2008年05月23日

イエダニ類

イエダニ

●特徴
 成ダニは、雌の体長0.7o内外、汚白色で長卵形をしていますが、吸血後には体長1o以上となり、体色は赤褐色〜黒褐色に変化します。

●分布
 1913年にエジプトで初めて発見されましたが、全世界のげっし類に普通に寄生することが知られ、単にダニといった場合は本種を指すほど、一般化しています。
 日本には1924年頃に輸入された羊毛とともに持ち込まれたと考えられています。家屋内では主として、クマネズミなどの巣内に生息しますが、初夏から秋にかけて大発生した時や、寄主が戻ってこなかったときなど、人間や他の動物から吸血することがあります。
 未吸血で2週間ほど生存できますが、冬期には絶食に耐える期間がさらに延長されます。
 各種の線虫や病原菌、リケッチケアやウィルスなどを媒介することが知られ、衛生上極めて危険な種といえます。

●生態
 発育は、卵→幼ダニ→第一若ダニ→第二若ダニ→成ダニと進み、8月頃で4日以内、9月下旬で5〜6日間、11月で2〜3週間を要します。22℃の飼育結果によれば、1週間余りで成熟します。
 雌は1回の交尾だけで一生産卵を続け、1回の吸血で、4〜12粒、生涯に120卵内外を生みます。雌雄とも第一若ダニと成ダニが吸血し、炭酸ガス(CO2)に反応して行動を起こします。
 第一若ダニは活発に行動しますが、その前後の幼ダニと第二若ダニは殆ど動かず、休息期と考えられています。その期間は短期です。
 なお、単為生殖を行い、未交尾で雄に発育する卵を生むことができます。

●防除
 ネズミに対して、処置しなければ根本的な解決にはなりません。殺虫剤では、有機リン系のダイアジノンやマラチオンなどがよいですが、効果の点でダイアジノン、安全性の点でマラチオンといえます。
 乾燥した場所では、粉剤を用いるのが適当と考えられています。また、これらの薬剤処理に、ピレスロイド系薬剤による薫煙ミスト処理を加えると効果を上げることができますが、上述のように、ネズミ駆除を伴わないイエダニ駆除は、被害が再発することがあります。


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posted by クッキングパパ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ダニの基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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